歯並びが悪いとお口の中にどのような悪影響があるか考えたことはありますか。
見た目が悪い、ただそれだけではないのです。
①虫歯:歯並びが悪ければ当然上手に歯を磨くことはできません。
特に前歯が前後に重なっていたりすると自分自身での歯磨きは非常に困難になります。
②歯周病・口臭
前歯が前方に突び出ていたり、受け口だったりすると唇を閉じることができないため、口の中が乾燥します。
乾燥すると細菌が唾で流されないため歯周病が重症化、口臭を引き起こす可能性もあります。
③知覚過敏
歯はすべて咬みあわせることで力を均等に逃がします。
歯並びが悪いと一部の歯に大きな負担がかかるため知覚過敏を引き起こすことがあります。
④顎関節症
人の顎は30歳くらいまで成長を続けるといわれています。
咬み合わせが悪いと顎がズレた位置で成長をするため顎関節症を引き起こす可能性があります。
欧米では歯並びの悪い人は自己管理のできない人物であると認識され、能力が高くても一流企業や重要なポストに置かれることは無いそうです。
矯正はただ見た目を変えるのではなく、歯の健康を維持する大切な役割の一部を担っているのです。
歯列矯正というと、子供が行うというイメージをお持ちになっている方がいらっしゃるかもしれませんが、最近は大人になってからも矯正をされる方が非常に多くなっています。
大人の歯列矯正は、子供のころからの出っ歯や受け口や八重歯などのコンプレックスを改善させるという審美的なメリットの他に、噛み合わせなどの改善をはかり健康になれるというメリットもあります。
噛み合わせが悪いと、頭痛、肩こり、腰痛、など全身に影響を及ぼす原因になってしまいますので、矯正治療によってそういった症状を改善することもできるのです。