成人矯正は、歯を抜く治療(抜歯治療)と抜かない治療(非抜歯治療)があります。どちらの方法で行うかは、レントゲンや型取りなどの検査で歯並び、かみ合わせ、口元の突出感など診断して決めていきます。
成人矯正に年齢制限はないのでご高齢の方でも治療をお受けできますが、重篤な歯槽膿漏やむし歯、多数歯欠損がある場合は先に治療を行ってからの矯正となります。
また、奥歯がない症例では、矯正用のインプラントを応用します。
マルチブラケット
歯にブラケットやワイヤーを付け、矯正力を利用して徐々に歯を動かしていくことで歯並びを良くします。
受け口(反対咬合)
反対咬合は、下あごが強く前に成長するため、横顔が三日月様になりやすく、また、精神的な負荷として影響を受けやすい不正咬合です。
出っ歯(上顎前突)
上顎が下顎より前に出ている状態です。
舌の機能不良によって更に出っ歯を悪化させることがあります。口呼吸の場合、むし歯や歯肉炎になる可能性も高まります。
叢生(でこぼこ)
歯がでこぼこした状態です。
プラークコントロールの不良によって、むし歯、歯肉炎、歯周病(歯槽膿漏)になる可能性が高まります。
開咬
前歯だけが噛みあわず、常に開いている状態です。
発音・構音不良、食べ物を噛み切れないなどの機能不良、また、口呼吸の場合はむし歯や歯肉炎になる可能性が高まります。
その他
出っ歯と開咬、うけ口と叢生など上記の不正咬合が合わさった状態です。
奥歯の反対咬合、顔の正中の偏位などがあります。