神経を取る〔抜髄〕

根管治療

歯髄が細菌に感染した歯の状態

歯髄が細菌に感染した歯の状態

深い虫歯や歯の亀裂、歯への外傷などによって歯髄が細菌に感染したり、損傷したり、歯髄死になることがあります。
虫歯根管治療とは、そういった細菌感染や損傷を受けた歯髄を取り除いて、歯根周辺の病気を治療・予防するものです。 虫歯根管治療を受けずにそのまま放っておくと、歯根周辺の組織にも感染が広がって痛みや腫れが生じたり、抜歯が必要になるケースもあるため、早期に歯科医に診てもらうことが重要です。

根管治療の流れ

STEP1

STEP1 虫歯部分を除去し、歯冠から歯髄腔まで穴をあけます。

STEP1 STEP1
STEP2

STEP2 リーマーやファイルという器具を用いて、歯髄腔、根管、感染された象牙質などを丁寧に除去します。

STEP2
STEP3

STEP3 除去した歯髄腔や根管を、安全性の高い素材で補います。

STEP3 STEP4
STEP4

STEP4 修復歯を支えるための、支柱またはポスト(合釘)を根管に挿入します。

STEP4
STEP5

STEP5 最後にセラミック製または金属製のクラウン等で歯をかぶせて修復します。

STEP5 STEP5

治療後 むし歯菌や磨き残しの汚れなどで、再び虫歯になる恐れもあります。 虫歯と歯周病を予防するにも、しっかりとした歯磨きと定期的な検診が不可欠です。

歯の根の治療は、最低でも1ヶ月半~2ヶ月かかります。痛みが引いたからといって途中で病院に行くのを止めてしまうと、バイキンが入ってしまいかえって症状が悪化し、最悪抜歯となってしまうことも少なくありません。

また、被せ物に関しても、長期にわたって入れない状態にしておくと歯の位置が移動し入らなくなったり、作ることができなくなったりと問題を起こすことが多くあります。

神経の治療になった場合は、最後被せ物が入るまで通院し続けることが非常に大切なのです。